『   』

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オレが目を見開いて不思議そうな顔をして観ていると   彼はオレの手を引いて、真ん丸な瞳をキラキラ輝かせて言うのだった。「行こう!」      どこに?   何処でも良かった。彼がいれば何処にでも行きたいと思った。不思議な気持ちだった。 オレはただ頷いて、笑った。    
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