『   』

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      オレたちは走り続けた。 彼がいつでも手を繋いでくれたから、もう迷いはなかった。 時々影がやって来てオレの足を引きずり込もうとしたけれど、彼が笑って手をきつく握りしめてくれるので、もう怖くはなかった。  
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