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そんなどうでもいい思い出を学園探検中み見つけたの中庭の奥に生えてる学園の主のような大きな大木を眺めながら考えていたせいか後ろに人がいるなんて全く気が付かなかった。
「だいたいなんで編入試験で実技があるかなぁ」
つい口から愚痴がこぼれてしまっている事にこの数秒後に彼に突込まれてから気がつきました。
「お前…馬鹿?」
「っ!!?」
いきなり後ろから声を掛けられてかなりビックリして振り返ると私のこの先の学園生活に革命を起こしてくれるある意味鬼とも言える人物がかなり呆れた顔をして立っていた。
ただそれはまだ先のお話し。
この時の私にはこの出会いは恐怖でしかなかった。
「そんなの必要だからに決まってるからだろ」
「…えっ……あの、」
「お前何にも知らないで高城に足踏み入れたわけ?」
先程の第一声から偉そうな彼は恋愛などに興味がない私からみてもかなりのイケメンだと思う。
顔ちょっと怖いけど…
でもそんなコワモテイケメンが何故私なんかに話し掛けてきてるのかがわからない。
そして何故初対面の彼はこんなにも私に偉そうなのか
神様、今私は混乱の局地にいます。
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