春風
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そんなことを考えてると、萌に制服の裾を引っ張られた。 まったく、仕種まで 萌 なんだから。 「何考えてたの?悩み事?」 「んーん。萌のこと考えてた」 「真由美は萌の彼氏か!!」 あはは、と大きな声で笑う萌に背中をバシバシ叩かれる。 あの、いたい…。 こういうとこは男らしいというかなんというか…。 「真由美早く行こっ!!」 「うんっ!」
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