ココロノアメ

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雨が降る今日(イマ) 雨に濡れる私 それとは別に頬から 大粒の雫が流れ落ちる       あなたに逢いたい -逢えない- あなたに触れたい -触れない-       虚しさが あたしの心に雨が打つ       あたしには 帰りたくても帰れないの       あなたが見てくれないから    あなたが私に 気付いてくれないから    どうして解ってくれないの 叫んだ言葉はトドカナイ    あたしの心は沈んだまま 明日を迎える       明日迎えてもあたしの心は 雨の中にいるでしょう       あなたに気付かれないように 明るく振り撒いていましょう       あなたには届かずに 雨に流されるのだから    ホントハ ちゃんと解って欲しかった あたしの存在に 気付いて欲しかった    あたしが求めてるのは いつも 「あなた」だから    いつになったら 心の雨は晴れるのだろうか    あたしは あの頃のままで 時間(トキ)が 過ぎていくばかり    あたしだけが 時間と思い出に 置いてけぼりにされる    忘れられる事に怯える日々を 覚え明日を迎える    大粒の雫は 明日も止むことは無いでしょう   必要としてくれる 証明-アカシ-がない限り 心の雨はやまない
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