入学

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「次は佳奈さん。お願いね」 俺の希望は一言で打ち崩された。 そんな心境の俺を他所に、佳奈って女子も自己紹介を始めた。 「……名前……桐沢 佳奈(きりさわ かな)……クラス……E……よろしく……」 それだけ言って下がる桐沢。 あれ?ホントにそれだけ?全然喋らないな…… ここで桐沢の容姿を説明しよう。 桐沢は肩よりある髪を2つに縛っている。つまりツインテールだ。 美人というより愛嬌のある顔立ちをしていて、ぱっちりとした瞳はまだまだ幼さを感じさせる。 いや、実際に幼いと言った方が正しいだろう。身長は150ちょいだと思う。 しかし、その身長で胸だけが大きい……Dぐらいあるんじゃないだろうか。自然と視線がそちらにいってしまう。 それは健全な男子としては仕方ないことだ。 と、まぁそんな感じであっさりと俺まで回ってきてしまった。 「次は光輝君ですね」 はぁ……もうどうにでもなれ。 「神城 光輝です。クラスはB組。この春休みで少し魔法の練習をしたのである程度は使えます。俺も魔法に関しての知識がないので迷惑をかけると思いますが、よろしくお願いします!」 俺は拍手に包まれる中、後退した。 その後俺達は壇上を降りて席に戻り、再び真衣さんの話を聞くことになった。  
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