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「知っていると思いますが、高校生になった皆さんは今年から魔法大会に参加してもらいます。魔法大会は2ヶ月後なので、それまでしっかりと勉強してください」
真衣さんはそう言って壇上から降りていった。
それよりも魔法大会という言葉に興味がでてきたな。
「なぁ龍牙。魔法大会って?」
「あぁ、魔法大会っていうのはな、名前の通り魔法の大会だ。
2ヶ月後に学年別で試合をして優勝を決めるんだ。
8人で1チーム。勝負方法は毎年ランダムだ」
「へぇ~。面白そうだな」
「もちろんメンバーはこの6人だからな!!あと2人を決めたら決定だな」
「萩野と桐沢はどうだ?」
「あの新入生2人か?アイツらはクラスが違うし、まだ魔法にも慣れてないからな。やめといた方がいいだろう」
2ヶ月もあれば慣れるんじゃないか?と言おうとして止めた。
俺は異常だと言われたのを思い出したからだ。
「それなら同じクラスのヤツにするか」
「そうだな。後で探してみようぜ!」
まぁまだ2ヶ月あることだし、急ぐこともないだろう。
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