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そういえば真衣さんの話は終わったのにまだ帰れないのか?
そう思い再び壇上を見てみると、1人の生徒が壇上へ向かっていた。
「なぁ龍牙。あれ誰?」
「あぁ、あの人は……誰だろ?」
「お前も知らないのかよ!?途中まで知ってるような雰囲気だったのに」
「悪い悪い。でもホントに知らないな」
俺は仕方なく前を向き、視線をその生徒に戻した。
「皆おはよう!!俺は生徒会長の河瀬 隼人(かわせ はやと)だ。クラスは3年B組。以後よろしく!!
今年からお前達は高校生だ。中学の時とはまったく違う。お前達が問題を起こしたら俺が直々に指導するからな、注意しろよ。
ちなみに武器は刀だ。俺はこれでも強い方だから、くれぐれも返り討ちにしてやるなんて考えるなよ。以上」
先輩はそう言って壇上を降りていった。
それより今武器は刀って言ったよな?
もしかしたらあの先輩が修司さんの言ってた人か!?
それだったらあの人に教えてもらわないと。
後で修司さんに聞いてみよう。
もしそうだったら、確か3年B組だったな。覚えておこう。
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