入学

28/29

12223人が本棚に入れています
本棚に追加
/309ページ
「さっきも言いましたが、神城 光輝です。属性は光で……」 「「「何ぃ~(えぇ~)!?」」」 「いま光って言ったか!?」 「言ってた言ってた。さすが新入生だな!!」 いや、あの……これ再開していいのか? 「とりあえず属性は光で、武器は刀です。あ、ちなみに二刀流だから。 魔法も武器での戦いもまだまだですが、よろしくお願いします」 俺が自己紹介を終えると視線が向けられてきた。 それは、憧れ・尊敬・嫉妬などの想いがこもった視線だった。 なんか複雑な気分だ。 その時俺の後ろのヤツが立ち上がった。 それと同時に教室は静かになり、ヒソヒソ話が聞こえてきた。 「おい、氷の女王だ!」 「ホントだ!1番後ろにいたから気付かなかった」 氷の女王?如月が? 俺にも聞こえてるから如月にも聞こえてるはずなんだけど、アイツはそれを無視して話しだす。 「如月 皐月。属性は氷、武器は扇子」 如月はそれだけ言うと再び座った。 ってか、扇子でどうやって戦うんだ?  
/309ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12223人が本棚に入れています
本棚に追加