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「俺が“コードを持つ者”とか言ってました。
あと、計画に邪魔だとか……」
俺が奴の言っていた事を修司さんに話すと、修司さんの様子が変わった。
「奴は確かに君を“コードを持つ者”と呼んだのかい?」
明らかに様子がおかしい。
何かこう……興奮しているような……
「えぇ。何の事か知ってるんですか?教えてください!!」
「……すまない。まだ教えることはできない」
修司さんは申し訳なさそうに答えた。
それに『まだ』ってどういうことだ?
「あの、『まだ』ってどういうことですか?」
「君は魔法に関しての知識がない。
そんな君にこんな重要なことは教えられない!」
修司さんはハッキリと断った。
だが1つ分かったのは、俺の“力”とやらは魔術師にとって重要なことだということだ。
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