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俺は座り込み、魔術書を捲り始める。
撃ちまくってやる!!とは思ったものの、一度魔術書を見るといい魔法を探してしまう。
今回は一度全部読んでみることにした。
初級魔法は完璧……全部覚えたつもりだから中級魔法までページを捲る。
中級魔法……【光焼波】で止まったままだ。
ページを捲るも、なかなかいい魔法が見つからない。
「はぁ……参ったな……ん?」
そこで、1つだけ気になる魔法を見つけた。
「……【明光剣】?」
文字から考えると、剣を出す魔法だろう。
でも俺の武器は刀だし、必要ないよな。
と思いつつも詠唱文に目を通してしまう。
「ま、これはもういいか」
ページを捲ると次から上級魔法の欄だった。
さて、どうしたもんか……。
それでもページを捲る手は止まらず、また新しい魔法を見てしまう。
【裁きの十字架】
面白そうだ!!使ってみたい。
沸き上がる好奇心に負け、使ってみることにした。
でも一応許可を取っといた方がいいよな。
善は急げだ。
俺は修司さんの所へ向かった。
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