初授業と特訓と……

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「うっ……ごめんなさい。僕が悪かったです。でもさ、あれは無理だろ?」 まぁ確かに気持ちは分からなくもない。 「わかったよ。んで、何だっけ?」 「だから、さっき何て言われたんだ?」 「あぁ、あれは……」 いや待て。龍牙に言ってもいいのか? わざわざ小声で伝えたってことは聞かれたくなかったんじゃ……。 「こっそり詠唱破棄のコツを教えてもらったんだよ」 俺は結局言わないことにした。 ちゃんと確認を取ってから教えようと思ったからだ。 「ふ~ん。まぁいいけど、後でちゃんと教えろよ?」 龍牙にはバレてたみたいだな……。 「わかった。聞いてみる」 としか言えないよな。 俺はとりあえず龍牙と別れ、もとの場所に戻ってきた。 「はぁ……仕方ない。詠唱破棄の練習でもするか」 その後はずっと詠唱破棄の練習をしていた。 結果? 出来てないに決まってるだろ。 何で出来ないのかな……。 結局、俺の学園生活1日目は変わったこともなく終わった。  
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