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「龍牙……」
俺は龍牙の肩にポンッと手を置く。
そして、
「これで貸しチャラな!」
「薄情者ぉぉぉ!!!」
友情って……脆いな。
「さぁ神城。コイツを練習の的にしましょ」
「いやいやいや、待て待て待て。それはシャレになんねぇよ!!」
「努力しろって言ったのは誰かしら?」
「そうだぞ龍牙!潔く諦めろ」
俺は龍牙を押さえ付けた。
「やめろ光輝!!!このままじゃお前も巻き添えだぞ!!」
「その心配はないわ」
声の方に振り返ると、如月が何処から取り出したかは知らないが、ロープを握り締めていた。
「えっと……皐月さん?それは何のプレイですか?俺はMじゃないんですけど」
「私もSじゃないわよ」
いや、十分Sだと思うぞ。
なんて思ってる間に龍牙は手足を縛られ身動きがとれない状態に。
「マジでやめて!」
「やるわよ神城」
「了解!」
「いやぁぁぁぁぁぁ!!!」
その後、学園中に龍牙の悲鳴が響き渡ったとか渡ってないとか。
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