日常

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「おい龍牙!!今日の如月のパンツの色は――」 「なっ!?」 俺がそこまで口にすると、誰かに口を塞がれた。 誰だよ? 首を曲げ後ろを見ると、やはりと言うべきか如月だった。 走ってきたからだろうか、息は荒く、その顔は赤い。 でも結構な距離があったはず…… どうやって一瞬で? 「ア、アアアンタ!! い、いきなり何言い出すのよ!?」 やっぱり赤いのはそのせいか。 俺の口を押さえてる手も熱い。 「ふぁっふぇ、ふうふぁふぁふぁふぉふぇふぇふぉふぃふふぉふぉふぉっふぁふぁふぁ」 「何言ってるかわかんないわよ」 じゃあ手をどけろ! なんて言っても通じないだろうから、自分でどけることにした。 「だって、龍牙ならそれで起きると思ったから」 「バカッ!そんなので起きるわけないじゃない、バカッ!」 2回も言うな!! それに、龍牙はもしかしたら変態かもしれないだろ? そう思った瞬間、俺はズボンの裾を引っ張られた。 視線を下に向けると、俺のズボンを固く握り締めて倒れている龍牙が。  
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