退屈?な1日

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「あっ、そうだ光輝」 すると彩華が何かを思い出したかのように口を開いた。 「あと1ヶ月程で魔法大会がはじまるだろう?そろそろメンバーを集めて連携を考えないと」 そうか、もうすぐ1ヶ月が経つんだな…… なんだか早く感じるのは充実してたからだろう。 「いいじゃん。で、メンバーはどうやって集めるんだ?」 俺がそう尋ねると、彩華は困ったような表情になった。 「実は、私達のクラスはほとんどチームができてるんだ」 「つまり、他のクラスから誘ってこなきゃならないのか?」 「そうなるな。他のチームも私達と同じであと数人足りないだけだから急いだ方がいいだろう」 マジかよ。2ヶ月“も”あるなんて俺の思い違いだったみたいだ。 実際は2ヶ月“しか”ないなんて…… 「でも、彩華達は中学から上がってきたんだから知り合いも多いだろ?」 「残念ながら、僕達の知り合いは全員ダメだったよ……」 翔にしては珍しく、とてもめんどくさそうな顔をする。 「運が良いことに、明日の魔法の授業はA組と合同らしい。その時見つけるしかないな」 彩華の言葉に、俺達は大きく頷く。 いつの間にか隣にいた龍牙を含めて……  
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