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そして時間が経ち、リビングに料理が運ばれてきた。
「風邪も治ってきてるようだし、普通の料理でよかったわよね?」
みんなもいるしね。と言って運んできたのは……
「ハンバーグか」
「美味しそうだね」
「さすが唯だな」
「早く食いたいぜ」
みんながそれぞれの感想を口にする。
それ程宮世の料理が美味しそうだってことだ。
見た目は店に出てくるのと同じくらい……いや、それ以上か。
「でも味は大丈夫なのか?」
その言葉を聞いて、龍牙達はニヤリと笑いはじめた。
「光輝は唯の料理を食べたことがないもんね」
「食べたら二度とそんなこと言えなくなるぜ」
へぇ、そこまで美味いのか。
そして俺達は椅子に座って食べようとした。
が……
「あれ、如月は呼ばなくていいのか?」
「皐月は呼んでも来なかったのよ。たぶん気まずいんだと思うわ」
なんか……悪いことした気分だ。
自業自得っていえばそうなんだけど。
「あの子、ホントは気にしてると思うからあまり責めないであげてね」
そこまで言われると何も言えねぇよ……
ってか、宮世って如月のお母さんみたいだな。
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