メンバー集め

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         * 第1訓練所にて、俺達は腰に手をあてている宮世の目の前で正座していた。 否、させられていた。 「で?遅くなった理由は光輝君のせいなのね?」 『その通りです……』 揃って幼なじみパワーを発揮する龍牙達。 それにより、1つだけコイツらの性格を思い出した。 仲間を見捨てることだ! 「ねぇ光輝君?私は早く来なさいって言ったわよね?」 そうか?早く行くとは言ってたけど…… 「いや、言ってないんじゃ――」 「言ったわよね?」 「は、はい」 俺ってホントにみんなのことを知らない。 宮世はおとなしくて、しっかりしているお姉さん系? ないない。 だって如月より怖いんだから…… たぶん龍牙達の中で権力が強いのは宮世だ。 「じゃあ光輝君は罰として皐月達の倍働いてもらおうかな」 そう言って妖しく微笑む宮世。 だ、大魔王だ……天使のような眩しい笑顔を浮かべている大魔王が降臨した…… 「もし皐月達に負けたら……フフフッ」 首筋を冷たい汗が伝う。 な、何故だろう。 冷や汗が止まらないんだが。 「そんなところでボケ~っとしてていいの?時間はどんどん過ぎてるわよ?」 俺は慌てて立ち上がり、人の多いところに向かって走り出した。  
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