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ヤバいヤバいヤバい!
最後のフフフッてなんだよ!?
つい嫌な想像をしてしまい、いろんな光景が浮かんでは消え、浮かんでは消えを繰り返す。
「ダメだ……わからない……」
宮世の考えがわからない以上、絶対に負けるわけにはいかない!
俺は近くに立っていた男子生徒の肩に手を置いた。
「ん?」
「なぁ君、いきなりで悪いんだけど俺達のチームに入らないか?」
「あぁ、勧誘か。悪いな。俺はもう決まってるんだ」
「そっか。わかった」
そんな都合よくいくわけないよな……
よしっ!次だ。
今度は2人組の女子生徒に声をかけることにした。
「ねぇねぇ、君達って魔法大会のチーム決まってる?」
「ごめんなさい。決まってます……」
「いや、気にしないで」
またダメだったか……
いや、諦めたら終わりだ。
いろんな意味で……
その時ちょうど目の前を人が通る。
「ちょっとそこの君――」
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