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俺だってあの威圧感を感じて力の差はわかってたさ。
でもそこまで言われるとさすがにキツい……
「そこまで言うことないだろ!泣くぞ?」
「泣けば?男のくせに情けないわね」
言葉ってこれほど凶器になるんだな……
あれ?視界が滲んできたような気がする。
「まぁまぁ皐月ちゃん。これ以上言うと神城が立ち直れなくなるぜ?」
見かねた嵐がすかさずフォローに入ってくれた。
お前……いいヤツだな!
だが如月が、
「アンタ何様?自分だって架神にペコペコしてたくせに」
「グハァッ!」
嵐は地面に手足をつき何かブツブツと呟いている。
哀れだな……同情するよ。
なんかここから見てると女王様と奴隷……ゴホンッゴホンッ!
ちょっと想像してみよう。
『ほら、私の靴を舐めなさい』
『はい、只今』
『ちょっと!何舐めてんのよ!』
『えぇ!?』
『汚いわね。もうはけないわ。あ~もったいない』
……有り得るから余計に恐ろしい。
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