メンバー集め

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「あ、あの~……」 そんなバカなことを考えていると、背後から声をかけられた。 後ろからってことはやっぱり俺……だよな? 振り返ってみるとメガネをかけた女子が立っていた。 真っ直ぐな黒髪を背中まで伸ばし、如何にも優等生ですというオーラを放っている。 「えっと……俺?」 確認のため自分を指差すと、その女子はコクコクと頷いた。 可愛い……じゃなくて、優等生が俺に何の用だろ? なんかマズいことでもしたかな? 唸る俺を余所にその娘は口を開く。 「あの……さっき架神君を魔法大会のメンバーに誘ってましたよね?」 「あぁ。ボロクソ言われたけどな……」 思い出しただけで腹が立つ。 あの野郎……大会で見返してやる。 「そ、それでなんですけど……私じゃダメですか?」 ……今何て言った? 私じゃダメですか? いやいやそんな都合よく入ってくれるわけが…… 「悪い。もう1回言ってくれない?」 「わ、私をチームに入れてくれませんか?」 都合いいーっ! 「もちろんオッケーだって!え~っと……名前は?」 「坂――」 「神城~」 嵐……空気を読め……  
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