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「で、その娘が坂上 志乃さん?」
「あぁ」
俺は宮世の言葉に頷く。
あの後龍牙に連絡して宮世達と合流したわけだ。
まぁ、龍牙を通して坂上の武器や属性は伝えてあるからあまり話すことはないんだけどな。
「私は宮世 唯。よろしくね。えっと……志乃ちゃんでいいかしら?」
「はい。私も唯さんと呼ばせてもらいますね」
そう言ってお互い握手する。
次に口を開いたのは彩華だった。
「一ノ瀬 彩華だ。彩華と呼んでくれ」
「俺は二宮 龍牙ね」
「僕は秋雨 翔。好きなように呼んでよ」
「俺は自己紹介しなくても大丈夫だよな。よろしく、志乃ちゃん」
「……如月 皐月よ」
「知ってるだろうけど、神城 光輝だ。よろしく」
彩華に続いて俺達も各々自己紹介をする。
コイツらとなら坂上もすぐに打ち解けられるだろう。
如月とは難しいだろうけどな……
あれは例外だ。
「坂上 志乃です。よろしくお願いしますね、皆さん」
坂上は笑顔で深々と頭を下げた。
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