メンバー集め

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「それにしても……どうして光属性なのに1人だったの?」 「うっ!」 「確かに。普通は真っ先に誘われてもおかしくないのにな」 「うぅっ!」 宮世と龍牙の言葉に苦い表情をする坂上。 そして、 「実は友達いなかったりして」 翔のこの言葉がトドメとなった。 坂上はまるでこの世の終わりのような、形容し難い絶望的な表情をしている。 誰が見ても一目でわかるだろう。 図星だと。 そんな状況にもかかわらず、言った本人はニコニコ微笑んでいた。 秋雨 翔……恐ろしいヤツだ。 「いや、違うんです。友達はちゃんといますよ!」 言い訳か?聞いてやろうじゃないか。 俺達は坂上の話に耳を傾ける。 「何の不幸か、私は仲のよかった友人達とは別のクラスになってしまったんです。それで魔法大会の話が出た後、友人達に会いに行ったら……すでにチームができていました。 それなら新しい友達と!と思い教室に戻ってみれば……私がいない間にもう……だから……だから……」 「坂上。もういい……」 ダメだ。悲しすぎて聞いてられない。 どんだけ運がないんだよ…… そんな中、1人の人物が坂上の肩に手を置いた。 彩華だ。 「志乃……確かにそれは悲しいことかもしれない。でもそのおかげで私達は出会えたんだ……私は嬉しいぞ」 何故だろう…… 彩華が眩しいぐらいに輝いて見える。 さすがと言うべきか、坂上の表情もだんだん輝いてきた。 「そうですよね。その通りです!ありがとうございます、彩華さん」 立ち直りが早いと言うか……やけにあっさりと終わったな。 「なんだかいい雰囲気になったところで、早速大会に向けて特訓するわよ!」  
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