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体育館に案内された俺達……ってか俺は唖然とした。
講堂……つまり普通の体育館の4倍ぐらいの広さはあるだろう大きさで、8個のパイプイスが何列も並べられているからだ。
久々にこの学園の凄さを再確認させられたよ。
「おっ、来た来た。お~い、お前ら」
聞こえてきた嵐の声。
その声の方に視線を向ければ、手を振りながら近付いてくる嵐とそれについてくる坂上。
心なしか2人の表情はホッとしたように見える。
うん……よく頑張ったな。
「は?何がだ?」
しまった。声に出てたのか。
「いや、なんでもない。それよりこのイスを見るかぎりチームごとに座れって言われてるような気がすんだけど」
俺は並べてあるイスに視線を移す。
実際すでに何十組か座ってるしな。
「それしか考えられねぇだろ。俺達も早いとこ座っちまおうぜ」
嵐のその言葉を合図に俺達は近くに並べてあったイスに座った。
端から坂上、嵐、俺、龍牙、宮世、如月、彩華、翔の順番だ。
なんか翔が気の毒な気もするがアイツなら大丈夫だろう。
根拠?そんなものない。
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