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「お待たせしました!」
「じゃあ行こうか」
「何で行くんですか?」
俺がそう聞くと修司さんはキョトンとすると笑いだした。
「光輝君?俺達は魔術師だよ?」
あぁそうですか。
魔法で行くんですね。
すると目の前の空間が裂け、人が2人程入れる大きさになった。
先が見えない程暗いということは、かなりの距離があるのだろう。
ちょっと驚いて後退りしたのは内緒だ。
「これはゲートという魔法でね、空間を繋いで行きたい場所に行けるんだ」
俺が穴を見ていると修司さんが説明してくれた。
「さぁ、行こうか」
修司さんはそう言うと穴に入って行ってしまった。
それを見た俺は、慌てて追いかけて穴に入った。
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