魔法大会開催

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私達が元の場所に戻ると、そこにはすでに光輝と皐月以外の4人が集まっていた。 「おっ!彩華と翔が来たぜ」 「あとは光輝君と皐月か……。たぶん一緒に行動してそうね」 そこで言葉を切って注意深く辺りを見回す唯。 一応私も探ってみたが誰かいる気配はない。 「イチャイチャするのは後にしてほしいわ。今は早くこの場所から移動したいのに」 恐らく今の言葉を皐月が聞けば怒るだろうな。 「なら俺が探そうか?」 そう言いだしたのは嵐。 嵐は自分の武器であるライフルを手にしている。 「どうやって探すの?それに嵐君、武器なんて持って……」 「それが俺の武器の能力さ。唯ちゃん達には特別に教えてあげよう。そこの男2人!お前達も特別に……特別に聞いてもいいぞ」 ――ピキッ 私は見逃さなかった。 龍牙の額に青筋が浮かんだのを。 「龍牙!我慢だよ」 「わわわ、わかってるよ。ア、アイツがあんなヤツだってことぐらい」 ならば龍牙。その震えている拳をどうにかしよう。 まぁ今のは嵐が悪いが。 あの男の性格はどうにかならないものか……  
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