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そして無事に刀を手にすることができた。
それと同時に崩れた【光壁】。
危なかった……
「チッ。まぁいい。河村、アイツは俺がやるからお前達はコソコソ狙ってるヤツをどうにかしろ」
「バカッ!待て」
ハンマーの男は河村というらしい。
銃のヤツは河村が止めるのも聞かず銃を連射してきた。
俺は初撃を斬り落とし、残りの銃弾は弾道を見切って躱す。
そして避けながらも着実に男子生徒に近付いていた。
「くそっ!くそっ!くそっ!何で……何で当たんないんだよ!」
男子生徒の発砲が連射から乱射に変わる。
下手な鉄砲も数打ちゃ当たるって言うけど、めんどくさいな。
「教えてやるよ。お前の弾が当たらないのは俺の体感したことのあるスピードより遅いからだ。そしてお前の銃が一丁だということも理由の1つ」
相手の目の前まで来た俺は刀を斬り上げて銃を弾き飛ばした。
「くっ……【炎弾】」
炎は真上に飛んでいく。
なぜなら魔法が発動する前に男子生徒の腕を掴んで上に向けたからだ。
一番最初に見た魔法で殺されかけた魔法でもあるからな。
対処法は考え済みさ。
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