魔法大会開催

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そして歩くこと数分。 微かにザァーッと水が流れる音が聞こえてきた。 どうやら近いみたいだ。 「ホントにあったよ……」 「チッ……上級魔法はお預けか……」 こらこら、女の子が舌打ちなんてするな。 「はい、到着っと」 そんな嵐の声と同時に水に反射した光で目が眩む。 ゆっくり目を開けると、キラキラと光を反射している透き通った川が目に入った。 「すげぇ……」 あまりにも綺麗で声が出ない。 自然の中にある川だからか、底がよく見えるほどに透明で、大小問わずいろんな魚が泳いでいる。 「こんな場所があったなんて……もっと早く来てればよかったわ」 「この水って飲めるんでしょうか?」 「飲んでみるか……」 龍牙は川岸まで近付くと両手で水をすくって口に運ぶ。 ――ゴクンッ…… 「……美味い!さすが天然水」 そう言ってもう一杯。 俺も飲んでみよう。 結局全員が水を飲むことになった。 連戦で疲れた体にはそれが何倍も美味しく感じる。  
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