Magic†Code

いざ、学園へ

「あ、光輝君は例外よ？あなたは“特別”だから……」

“特別”……やっぱり俺の力のことしか思い付かない。

俺がそう考えていると真衣さんは続けて言った。

「それとこの学園は全寮制だからね？部屋は後で案内させるわ」

俺はただ黙って頷く。

「食事は食堂を使ってね。べつに部屋で作って食べてもいいわよ。
足りない食材や生活用品は学園の敷地内にある建物で買うことができるわ」

学園の敷地内に建物って……どんだけでかいんだよこの学園は……

「だいたいこのぐらいかしらね。分からない事があったらまた聞いてちょうだい」

「わかりました」

「それじゃ光輝君？君には3年間のハンデを埋めてもらうわ！」

ハンデを埋めるって……

「魔法の練習をしてもらうのよ！」

俺の考えを読んだように真衣さんが答えた。