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「ハァ…ハァ…ハァ……」
あれから何度も挑戦して、まぁまぁマシになった。
あのモヤモヤも無くなり、纏わせるまでにかかる時間も早くなった。
「よし、次が最後にしよう」
「もうですか?まだできますよ!」
まだ魔力にも余裕があるのに、何で……
「気付いてないだろうけど、もうだいぶ時間が経ってるよ」
「へっ!?」
俺は間抜けな声をだしながら部屋にある時計を見ると……
「7時!?」
そういえば昼食も食べてない。
余程集中してたんだな俺……
「すいません修司さん!長いこと付き合わせちゃって……」
「構わないよ。光輝君の上達が早くて俺も見てて楽しかったから」
やっぱ修司さんは優しいよな。
「俺はこれから用事があるんだけど、夕食は食べれるよな?」
「はい。大丈夫ですよ!」
「じゃあ明日も9時にここに集合で」
そう言って修司さんは訓練所から出ていった。
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