いざ、学園へ

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「はぁ、夕食どうしようかな……」 俺は寮に向かって歩きながら呟いた。 「適当に何か作るか」 そう決めた時、ちょうど寮に到着した。 「問題は何を作るかだな……」 俺はエレベーターに乗り、7階のボタンを押す。 「適当だからインスタントラーメンでいいか。いや、疲れたからもっとマシなものを……」 どうでもいいことを考えているうちに、エレベーターが7階に着いた。 そしてゆっくりと自分の部屋の前まで足を進める。 「マジで何食べ――ん?」 「ん?」 俺が部屋のドアを開けようと手を伸ばしたのと同時に、隣の部屋のドアが開き、1人の赤髪の少年が出てきた。 歳は俺と同じだろう(多分)。 そう思っていると、その少年が先に口を開いた。 「お前隣か?隣の部屋は誰もいなかったのに……。お前誰だ?」 「あぁ、俺は神城 光輝。高校からこの学園に通うことになったんだ。よろしくな」 とりあえず自己紹介をしておいた。 「へぇ……、高校からの入学者か。俺は二宮 龍牙(にのみや りゅうが)だ。こちらこそよろしくな、光輝」 「それにしても龍牙って凄い名前だな」 「だろ?かっこよくて気に入ってんだ。それより光輝はどうしたんだ?まだ学園が始まるまで日があるのに、こんなところにいたら暇だろ?」  
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