Magic†Code

いざ、学園へ

「真衣さ……学園長に3年間のハンデを補えって言われて、今日から練習してた」

俺がそう言うと龍牙はかなり驚いた表情になった。

「学園長に言われたのか？お前どんだけ期待されてんだよ!!」

期待……ねぇ……

「おかげで初日から苦労したよ……集中して時間を忘れるほどだったからな」

「ハハッ、ドンマイ!!それより今帰ってきたってことは晩飯まだだよな？」

「あぁ。今何作ろうか迷ってたところ……」

「じゃあ食堂に食いに行こうぜ!!」

食堂のあるだろう方向を親指で差しながら、俺を食事に誘う龍牙。

１人で食べるよりいいよな。

龍牙とも仲良くなれそうだし……

「いいぜ！」

「よっしゃ!!じゃあ行くか」

俺達は食堂に向かって歩き出した。