12223人が本棚に入れています
本棚に追加
食堂までの廊下を龍牙と他愛ない話をしながら進んだ。
「クラス一緒になるといいな」
「そうだな。何だか一緒になりそうな気がする」
龍牙が言い、俺が答える。
そうしているうちに食堂に着いた。
「やっぱ食堂も広いな……」
まぁ想像はしてたさ……
「だろ?この学園って全部が広くて大きいからな~。
俺も初めて見たときは驚きの連発だったぜ」
俺もそうだったからその気持ちはよく分かる。
でもこんなに広いのに人が少ないな。
「何でこんなに人が少ないんだ?」
「今は春休み中だからな。みんな家に帰ってるんだろ」
確かにそれなら納得できるな。
「龍牙は帰らないのか?」
「家に帰っても暇だしな。それならここにいた方がまだましだ」
へぇ~。そうなのか。
「それより俺も知りたいんだけどさ、さっきお前は学園長に言われてって言ったよな?
普通はそんなことないんだぜ。
お前どんだけ魔力あるんだ?」
俺の魔力か……どれくらいなんだろう。
俺は魔力とか関係なしで入学させてもらったからな……
最初のコメントを投稿しよう!