いざ、学園へ

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食堂までの廊下を龍牙と他愛ない話をしながら進んだ。 「クラス一緒になるといいな」 「そうだな。何だか一緒になりそうな気がする」 龍牙が言い、俺が答える。 そうしているうちに食堂に着いた。 「やっぱ食堂も広いな……」 まぁ想像はしてたさ…… 「だろ?この学園って全部が広くて大きいからな~。 俺も初めて見たときは驚きの連発だったぜ」 俺もそうだったからその気持ちはよく分かる。 でもこんなに広いのに人が少ないな。 「何でこんなに人が少ないんだ?」 「今は春休み中だからな。みんな家に帰ってるんだろ」 確かにそれなら納得できるな。 「龍牙は帰らないのか?」 「家に帰っても暇だしな。それならここにいた方がまだましだ」 へぇ~。そうなのか。 「それより俺も知りたいんだけどさ、さっきお前は学園長に言われてって言ったよな? 普通はそんなことないんだぜ。 お前どんだけ魔力あるんだ?」 俺の魔力か……どれくらいなんだろう。 俺は魔力とか関係なしで入学させてもらったからな……  
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