いざ、学園へ

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「えっと……さぁ?聞いてないから知らない」 「おかしいな。普通はある程度伝えられるんだけど……」 う~ん……龍牙に襲われた事を話すべきか? 俺はしばらく考えて黙っておくことに決めた。 「まぁ入学できたってことは結構多いんじゃないか?」 「確かに。こりゃ成長が楽しみだな。いつか俺と勝負しようぜ!」 「あぁ、いいぜ!」 勝負か……龍牙って強いのかな? 少なくとも俺より強いのは確かだろう。 「それより早く食べようぜ……俺腹へってんだよ」 龍牙は腹を擦りながらそう言った。 その視線はしっかり厨房に向けられている。 「そうだな」  
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