12223人が本棚に入れています
本棚に追加
その後、俺は無難にカレーを頼み、龍牙はカツ丼を頼んだ。
「龍牙、お前……カツ丼って……」
「いいじゃね~か!!美味いだろ?カツ丼」
「別にいいけどさ~」
そんな話をしながら適当に空いてる席に座る。
「お~い龍牙。と、そっちの人は誰?」
俺達が少し食べた時、不意に後ろから声がした。
龍牙を呼んだってことは友達か?
「お、翔じゃねぇか。帰ってたのか?」
「うん。少し前にね。ところでこの人は?」
翔と呼ばれた少年は俺を見ながら龍牙に尋ねた。
「俺は神城 光輝。高校からの新入生だ。よろしくな」
「僕は秋雨 翔(あきさめ しょう)。よろしくね。光輝君」
「光輝でいいよ。翔」
「わかった。改めてよろしく。光輝」
俺達はどちらからでもなく自然に握手した。
翔もいいやつだな。
こうして俺は2人の新しい友人ができた。
最初のコメントを投稿しよう!