いざ、学園へ

21/28
前へ
/309ページ
次へ
その後、俺は無難にカレーを頼み、龍牙はカツ丼を頼んだ。 「龍牙、お前……カツ丼って……」 「いいじゃね~か!!美味いだろ?カツ丼」 「別にいいけどさ~」 そんな話をしながら適当に空いてる席に座る。 「お~い龍牙。と、そっちの人は誰?」 俺達が少し食べた時、不意に後ろから声がした。 龍牙を呼んだってことは友達か? 「お、翔じゃねぇか。帰ってたのか?」 「うん。少し前にね。ところでこの人は?」 翔と呼ばれた少年は俺を見ながら龍牙に尋ねた。 「俺は神城 光輝。高校からの新入生だ。よろしくな」 「僕は秋雨 翔(あきさめ しょう)。よろしくね。光輝君」 「光輝でいいよ。翔」 「わかった。改めてよろしく。光輝」 俺達はどちらからでもなく自然に握手した。 翔もいいやつだな。 こうして俺は2人の新しい友人ができた。  
/309ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12223人が本棚に入れています
本棚に追加