きっかけ

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「自分の力に気付いていないのか?コードを持つ者よ」 コード?何のことだ? その言葉にが首を傾げるのを見て男が続けた。 「その顔はどうやら気付いていないらしいな。 ならちょうどいい、俺の今回の任務は神城 光輝の抹殺、あるいは捕獲だからな」 男は淡々と自分の目的を告げる。 「俺を抹殺?なんで俺なんかを……」 何故俺が殺されなきゃならないんだよ…… 「お前を殺す理由……それは神城 光輝……お前が我々の計画の邪魔になる可能性があるからだ」 俺はすでに頭がついていけなかった。 コード?計画?俺が邪魔?なんで俺が…… 疑問が頭の中でグルグル回る。 それを見て男は再び口を開いた。 「別に抹殺じゃなくて捕獲でもいいんだけどな……」 それを聞いて俺は顔を上げた。 目に微かな希望を灯して。 しかし、その考えは無情にもあっさりと崩れた。 「捕獲なんて俺は嫌だね!邪魔になる芽は早めに摘むべきだからな!!!」  
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