いざ、学園へ

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――学園長室 「どうですか?光輝君の様子は」 学園長の久遠 真衣は読んでいた書類を机に置き、目の前にいる人物に尋ねた。 「凄い成長ですね。普通なら1週間はかかる事をわずか数時間で完璧に近い状態まで出来ましたからね」 目の前の人物……降谷 修司は答える。 「そう。さすが“オリジナルコード”ね……」 「“オリジナルコード”ですか……光輝君にはいつ教えるつもりですか?」 修司の問いに真衣は笑った。 「フフッ、卒業までは教えるつもりはないわ。でも……」 「でも?」 「話すべき時が来たら……その時は全て話すつもりよ」 修司はその答えを聞き、満足そうな顔をした。 「そうですか。それじゃあ私はこれで。 明日も朝から光輝君を鍛えなくちゃなりませんからね!」 「えぇ。お疲れ様」 「話すべき時……か。遠くないかもしれないわね……」 1人になった部屋で呟いた真衣の言葉は誰にも聞こえなかった。  
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