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「光輝の属性は何だろうな?」
今まさに俺が思ってた事を龍牙が言いやがったよ。
「う~ん……風みたいな感じがするなぁ」
「そうか?俺は雷だと思うぞ?」
俺ってそういうイメージなのか?
「まぁどのみち今日明日ぐらいに分かるんじゃない?
そろそろ魔法の練習しないと入学式に間に合わないから」
へぇ~。魔法ってそんなに難しいのか……って感心してる場合じゃねぇじゃん!!
俺まだ身体強化の魔法もできてないんだから……
「なぁ光輝……」
「ん?」
龍牙を見ると、何だか言いづらそうな顔でこちらを見つめていた。
俺にそんな趣味はないぞ!!!
じゃなくて!!
「どうした?」
「いや……そのぉ……」
ったく、ハッキリしろっての。
「時間……」
「は?」
時計を見てみると9時を過ぎていた。
あいつが言いづらそうな事ってこれだったのか!
「早く言え!!遅刻だぁぁぁ!!」
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