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「これは?」
俺はそれを受け取りながら尋ねた。
受け取った物とは見た目は少し大きい石だった。
「それは魔石と言って、魔力を込めると形が変わるんだ。つまり武器になるってことさ」
「へぇ~」
俺は魔石をまじまじと見ながら思った。
俺の武器ってどんなのだろ。できれば強くてカッコいいのがいいな。
「とりあえず魔力を流してみなよ。まだ魔力は大丈夫だろ?」
「わかりました」
俺は目を閉じて魔力を流した。
すると、今までより何倍もの重さが腕にかかる。
ゆっくりと目を開けて視界に入ったのは刀だった。
しかも2本。
「光輝君の武器は刀か。しかも二刀流なんてカッコいいじゃないか」
修司さんにそう言われて照れながら刀を見た。
2本とも角度を変えると色が変わるというちょっと珍しい刀だった。
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