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「確かにそれも必要だけど、それだけじゃダメだね……この学園にはあまり刀を使う人はいないし、ましてや光輝君は二刀流……」
修司さんは目を瞑って呟きだした。
なんかすいません……
「あの子に頼むか」
突然修司さんが顔を上げてそう漏らす。
「あの子?誰ですか?」
当然俺は疑問に思うわけで、修司さんに尋ねる。
「三年生の子でね……強いよ。入学したら教えてもらえるように頼みなよ」
「え?頼んでくれるんじゃないんですか?」
さっき『あの子に頼むか』って言ってたよな!?
「強制でやらせてもダメだろ?教える側にも意欲がないと」
もっともです。入学したら頼んでみよう。
「何て名前なんですか?」
「いずれ分かるよ」
修司さんは何かを企んでるように笑った……
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