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「うん。龍牙には悪いけど、光輝の方がカッコいいよ」
「そ、そうか?ありがとう」
俺は頬を掻きながら礼を言った。
「何照れてんだよ!!」
「こんな事初めて言われたから恥ずかしいんだよ」
中学の時はそんな話しなかったからな。
「よかったな、光輝君。いい友達ができて」
ふと、修司さんがこちらを見ながら微笑んだ。
「えぇ。コイツらには感謝してます」
それを聞いた龍牙と翔はものすごく嬉しそうな顔をした。
「どうしたんだよ?」
「いや、なんか嬉しくてさ」
「そうそう。光輝の口から直接聞けたから尚更ね」
そんな事言われると、こっちも嬉しくなるじゃねぇか。
「そろそろ練習に戻らないと」
不意に修司さんがホントに申し訳なさそうに言ってきた。
「そうですね。じゃあな、2人とも!また夜にな」
「あぁ。頑張れよ!!」
「じゃあね~」
俺と修司さんは手を振りながら別れ、再び訓練所に向かった。
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