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「さぁ、吐け!!!どうやって皐月に近付いた?」
「僕も知りたいね。あの皐月が他人と話すなんて」
2人は身を乗り出しながら近付いてくる。
座った意味ないじゃん!
「わ、わかった!!話すから離れてくれ!」
いつの間にか2人は座っていた。
無言だが、『さぁ、早く言え!!』と目で訴えてる。
ってか、なんかキラキラしてないか?
まぁいいか。
「最初に言っとく、短いぞ?」
後で、それだけ?なんて言われたくないからな。先に言っておいた。
そして俺は先程のことを話した。
「「それだけ?」」
やっぱり言われました。はい。
そりゃ無理だもん。自己紹介して、仲良くなりたいって言っただけなんだから。勝手に期待するほうが悪い。
「何だよ、つまんねぇな……」
さっきから龍牙が愚痴っている。
「おい、俺はちゃんと説明しようとしたよな?お前が勝手に期待したんだから自業自得だ!」
言ってやったよ。龍牙も図星だからか、反論してこない。
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