入学

2/29

12223人が本棚に入れています
本棚に追加
/309ページ
「ありがとうございました!!」 今日は特訓最終日。つまり明日から学校が始まるってことだ。 あれから毎日中級魔法の詠唱破棄の練習をした。 結局できるようになったのは1つだけ。 修司さんが言うには、詠唱破棄は無理して覚えなくてもいいらしい。だから詠唱ありで中級が使える俺は合格だそうだ。 だったら最初からやらなければよかったのに…… それに俺だけはこれからも詠唱破棄の練習を続けるって言われた。 何故に俺だけ!? ……と、これが簡単にした5日間のできごとだ。 「光輝君。学園長が呼んでたから行ってくれないか?俺はちょっと用事があるから1人で行ってほしいんだけど……大丈夫か?」 修司さんが心配そうに尋ねてきた。 って、何が心配なんだ? そんなことを思った俺だが思わず…… 「大丈夫ですよ。それじゃあ!」 そう言って学園長室へ向かった。 まさかこの後あんなことになるなんて、俺は予想してなかった。  
/309ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12223人が本棚に入れています
本棚に追加