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俺は如月の前に回り込んで進行を止めた。
「頼む如月!!俺を見捨てないでくれ~」
「あ~もう。わかったわよ!!で?何を助ければいいの?」
俺は正直驚いた。まさか如月がここまで喋るとは思わなかったからだ。
「……何もないなら私は行くわよ!!」
如月は不機嫌そうに行こうとしたので、慌てて用件を言うことにした。
「学園長室まで連れていってくれ!!」
「……こっちよ」
如月は結構速いペースで歩き出したので、俺も慌てて追いかけた。
先程から会話がない……
学園長室までまだ着かないようだ。
どんだけ遠いんだよ、学園長室!!!
「…………………………」
「…………………………」
き、気まずい……何か話題を考えろ!
「そ、そういえば如月の属性って何なんだ?」
こんな話題しか思い付かない自分に腹が立つ。
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