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「ところで、どこに向かってるんだ?」
俺の問いに、龍牙は呆れたような表情を作った。
コイツ……ぶん殴っていいかな?
「講堂前にクラス名簿が貼り出されてるはずだよ」
龍牙と違って、翔は親切に教えてくれた。
でも俺には1つ問題がある。
「講堂ってどこ?」
後で真衣さんに地図でも貰おう!!
俺は固く決心した。
「だろうと思った。その為に僕らがいることをお忘れなく」
やはり持つべきものは友だな。
もしコイツらに会ってなかったと思うと……ダメだ。想像したくない。
「俺達に感謝しろよ!こっちだ」
そう言って歩き出した龍牙。
俺はまた迷わないように急いで追いかけた。
……って、何か俺方向音痴みたいな印象がついてるけど違うからな!!
ただ来たばかりで道がわからないだけだ……!
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