入学

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「1年B組の担任になった降谷 修司だ。よろしく!」 これも真衣さんが?と思った俺だが、知ってる人が担任の方がやりやすいので気にしないことにした。 「早速悪いんだが皆講堂に移動してくれ。学園長の話があるみたいだ」 皆は修司さんに従い、ぞろぞろと教室を出始めた。 わざわざ教室まで来ることなかったんじゃないか?そのまま行けば早かったのに…… 俺がそう思っていると、龍牙達に呼ばれ席を立とうとした。 「皐月、行こ!!」 不意に後ろから聞こえた声。 普段なら気にしないだろうが今回は違う。 何故ならあの如月が関係しているからだ。 俺が後ろを向いてまず目に入ったのは、茶髪のポニーテールだった。 馬の尻尾のように揺れる度に、目がそれを追ってしまう。 すると突然横から視線を感じた。 横を見るとやはり如月が睨んでいた。 ポニーテールの娘も、如月の視線を追ったんだろう……俺の方に振り向いた。 何て言うか……可愛かったな。顔が整ってて、クリクリした目が少し幼さを思わせた。 そんな事を思っていると、如月の眼力が増した。 「……何だよ?」  
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