chapitre 1 始まり。

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dreamness 漂う。 何処だか解らない場所なのに、僕はまるで決まった行き先に進んで行くように漂っていた。 あらゆる物があるようで、 あらゆる物が無いようにも感じる場所。 そんなセカイを、ただ何かに吸い寄せられるように真っ直ぐ流れされて行く。 そして、辿り着いた。 「だれか・・・あけて?もう、ここからだして・・・ぐすっ・・・」 少女の、声。 泣いているようだった。 視線をそこに移す。 ――一つの匣があった。
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