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PM 16:40
時間の都合上自己紹介は明日になり、普通に紛れ込んで授業を受ける事数時間。
「終わった・・・」
とりあえず初日は何事も無く終了。
どうやら僕は目立たずにうまく紛れ込むのが得意な方らしい。
「まあ、胸を張って自慢出来るような特技とは言えないけど・・・さて」
それでは帰って寝よう。
僕は教科書なんかを入れた鞄を持って、教室を出ようとした。
――が。
「何処へいくのですか、雨月くん?」
月詠さんに呼び止められた。
「いや、帰る所だけど?」
「貴方、私が言った事をお忘れですか!?これからお母様の所へ連れて行くと伝えたでしょう!」
ん・・・ああ、そういえばそうだった。
「悪い、忘れてた」
「はぁ・・・もっとしっかりして下さい」
なんて言われてしまった。
「まあ、とりあえず道案内を頼めるかな?」
「えぇ。では行きましょうか」
そんなこんなで、僕達は月詠さんの母親の居る場所へ向かった。
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