chapitre 2 許嫁ぇ!?

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PM 16:40 時間の都合上自己紹介は明日になり、普通に紛れ込んで授業を受ける事数時間。 「終わった・・・」 とりあえず初日は何事も無く終了。 どうやら僕は目立たずにうまく紛れ込むのが得意な方らしい。 「まあ、胸を張って自慢出来るような特技とは言えないけど・・・さて」 それでは帰って寝よう。 僕は教科書なんかを入れた鞄を持って、教室を出ようとした。 ――が。 「何処へいくのですか、雨月くん?」 月詠さんに呼び止められた。 「いや、帰る所だけど?」 「貴方、私が言った事をお忘れですか!?これからお母様の所へ連れて行くと伝えたでしょう!」 ん・・・ああ、そういえばそうだった。 「悪い、忘れてた」 「はぁ・・・もっとしっかりして下さい」 なんて言われてしまった。 「まあ、とりあえず道案内を頼めるかな?」 「えぇ。では行きましょうか」 そんなこんなで、僕達は月詠さんの母親の居る場所へ向かった。
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