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PM 17:05
「・・・あれ?」
なんか、さっきから非常に見覚えがある道しか歩いてない気がする。
「月詠さん、本当にこれで合ってるのか?」
「合ってますっ!!私は自宅を間違える程方向音痴ではありません!!」
物凄い剣幕で怒られましたとさ。
そして着いた場所は。
「ここです」
「・・・天津神荘、だよな」
そこはどう見ても、僕の引っ越して来た天津神荘であった。
「さ、こちらです」
そう言って連れて来られたのは、101号室の前。
「・・・?」
疑問だらけだが、とりあえず僕は入る事にした。
「・・・お邪魔します」
「ただいま帰りました・・・お母様、居ます?」
月詠さんの問いかけに、
「おかえり二人ともー。奥に居るから入ってらっしゃーい」
と、聞き覚えのある気の抜けた返事。
リビングと思われる方へ行くと、そこに居たのは。
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