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「やっほー、お二人。ほら、立ってないでそこ座りなさいよー」
「・・・大家さん!?」
そう、あの大家さんがそこで缶ビール片手に手招きしていたのだ。
「お母様、またこんな時間からお酒を・・・!」
「あら月詠ー、いくら雨月君が優しくて良識のある紳士で、あなたの思い出の男の子だからってそこまで食い付きが良くなるとは思わなかったわねー」
「だっ、誰が・・・餌を与えられた空腹の金魚でもあるまいし・・・!!」
大家さんの発言に、顔を真っ赤にして反論する月詠さん。
「あっ、その例えピッタリねぇ!さすが月詠!」
「そんな事を誉められても嬉しくありません!!」
「まあとりあえず座りなってばー」
「それじゃ、お言葉に甘えて」
と言って、ソファに座る。
「・・・」
月詠さんは僕の隣に座った。
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