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AM 7:30
しばらく歩いてたどり着いた場所は、特別悪くはないが特別良い造りでもないアパート。
入口に『天津神荘(あまつかみそう)』と書かれた表札がある。
僕――雨月宗――がここに来た理由は他でもない、高天原に単身引っ越して来たからだ。
「・・・あら?君、もしかして雨月宗君?」
アパートに入った僕に早速後ろから声がかかる。
振り向けば、そこにはモデルかそれ以上のクラスに分類できるような女性が、ジーパンにTシャツという味気ない格好で居た。
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